このissueを掲げている背景・理由
不確実性が高まった現代では、かつての「個人の能力をいかに向上させるか」の視点から、「個人と個人の関係性をいかに高めるか」にシフトしつつあり、そのような論を支える研究も散見され始めています。HR業界においては、「人材育成」だけでなく「組織開発」という言葉が多用されるようになり、「心理的安全」の重要性も増しています。
組織内で強固なネットワークを形作るものはコミュニケーションです。しかし、自身のコミュニケーションを正確に評価できている人はほとんどいません。これは、ビジネスのようなヒエラルキーや体面に配慮する環境では、率直なフィードバックが行われないなどの要因が大きいためです。フィードバックが機能しないが故に、気づく機会も、見つめ直す機会も得られづらいのが現状です。
そこで、まずは1on1の環境に着目し、表情解析や談話解析の技術を用いて、第三者的に評価とフィードバックを実現できればコミュニケーション、マネジメントの課題を解決する新しく強力なアプローチとなると考えました。働くことの幸福度、"仕事を通じてお互いに高め合う"相互支援の世界を実現しながら、組織そのものの成長にも貢献したいです。
関連事例
2020年5月、オンライン1on1支援サービス「HR君 1on1」のトライアル提供を開始
「HR君1on1」は、オンライン1on1の動画と音声をAIで解析し、フィードバックすることで、1on1を改善し、働く人のエンゲージメントを高めるサービスです。
このissueの魅力
・AIの実用化を目指した開発ができる
・解析によるフィードバックで働く人の態度変容、行動変容を起こせる
・デジタル社会における「人」に着目し、人のwell-beingや関係性の向上に貢献できる
担ってほしい役割・責任
・プロダクトグロースのためのプロダクトマネジメント
・技術課題を総合的に解決していく、プロダクト志向なエンジニアリング
本issueへの社内メンバーからのオススメ
DXプロダクトグループ 番匠 武蔵
コミュニケーションは人類の一番大きい課題で、アルフレッド・アドラーも「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言っており、私自身もそのように考えています。コミュニケーションは重要なissueであるにも関わらず私たちはそれを測っておらず、自分のコミュニケーションについて自己認識が十分にできていません。髪型は毎日鏡を見て確認し、何度も直すのに、コミュニケーションを確認して直すことはあまりしない。
私は前職でコーチングの研修を実施してきましたが、翌日に実践できる人はなかなかいない。しかしこのプロダクトに携わってから、人は定量化されたレポートを目の当たりにすると、発言量を減らしたり、笑顔の量を増やそうとしたりする努力を目の当たりにしました。人間の行動がすぐに変わる、これはすごいことです。
AIが作る「コミュニケーションを映す鏡」に興味を持ってもらえましたら、是非一緒に取り組みましょう。
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